【レクリエーションの目的】
- 目標を狙うことで集中力を高める
- 上肢の動きや手指の細かい動作を促す
- 得点制により楽しみながら意欲を引き出す
【レクリエーションの効果】
- 腕や手の動きを使った細かい動作の維持・改善
- 視覚と手の協調動作(手と目の連動性)の向上
- 得点を通じた達成感や他者との交流促進
【レクリエーションの内容】
- テーブルを横向きに配置し、利用者は右側に椅子に座って待機する。反対側のテーブル端を少し高くして傾斜をつける。
- 傾斜の下(利用者から遠い側)に点数表示(20点・50点・100点など)を置き、その下に点数分の紙コップを並べる。
- 利用者とコップの間には新聞紙を丸めた棒を横向きに固定し、仕切りを作る。
- スタートの合図で利用者はピンポン玉を転がし、狙った紙コップに入れる。ピンポン玉がなくなるまで続ける。
- 紙コップの下にはかごを置き、落ちたピンポン玉はスタッフが回収・サポートする。
【実施中の注意点】
- 傾斜の高さは安全で無理のない角度にする
- ピンポン玉を取ろうと無理に立ち上がらないように声掛けする
- 点数やルールをシンプルに説明して理解を促す
【リスク管理】
- 転倒防止のため、利用者は必ず椅子に座って実施する
- ピンポン玉が床に転がらないように、スタッフが迅速に回収する
- 新聞紙の棒はしっかり固定し、手のひっかかりを防ぐ
【必要物品】
- テーブル(傾斜をつけて配置できるもの)
- ピンポン玉(5~10個)
- 紙コップ(得点数分)
- 点数表示用カードや紙
- 新聞紙を丸めた棒(仕切り用)
- ピンポン玉回収用のかご
- 椅子(利用者人数分)